CCN 寺子屋
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こころの間

江戸の寺子屋は、読み書きそろばんだけの場所ではありませんでした。『実語教』『童子教』という教科書で、どう生きるかという「こころ」の学びを、日本中の子どもが最初に身につけていました。

明治になって教科書が変わり、この学びは静かに姿を消しました。こころの間では、千年読み継がれたその一句一句を、現代のことばで読み直していきます。答えを教える場所ではありません。千年前の言葉を鏡にして、自分で考える場所です。

実語教 ── 一句ずつ

平安時代の末に生まれ、江戸の寺子屋で定番だった、日本でいちばん長く使われた教科書のひとつです。全三十九句、完全版。どの句から読んでも構いません。

写本により字句の異同があります。本シリーズは、江戸の寺子屋で広く読まれた本文を採っています。

学問のすゝめ ── 全十七編

福澤諭吉・1872〜76年。実語教を引いて明治の日本を動かした大ベストセラーを、一編ずつ現代のことばで。

童子教 ── 全二十二章

鎌倉のころに生まれ、実語教と一冊にとじられて寺子屋で使われた「ふるまい」の教科書。全165対句(330句)を、章ごとに原文・書き下しつきで。

底本=『〔新板〕実語教 童子教』雲出屋板。底本で欠字になっていた字は、字注により通行の字体(玷・闚・讝・簺・渧・渠・忉・琰)で復元しています。