江戸の寺子屋は、読み書きそろばんだけの場所ではありませんでした。どう生きるかという「こころ」の学びを、日本中の子どもが最初に身につけた——その教科書たちを、原文つき・現代語・完全版で建て直した書庫です。
千年読み継がれた言葉の、いちばん有名な入口
日本でいちばん長く使われた教科書。「学問の始め」と自ら名のる全三十九句は、知恵こそ財産・学びは一生、を千年かけて子どもたちに伝えてきました。
実語教と一冊にとじられた「ふるまい」の教科書。礼儀、口のきき方、友の選び方、親の恩——全165対句(330句)を、章ごとに原文・書き下しつきで。
実語教を引いて明治の日本を動かした、福澤諭吉の大ベストセラー。独立・実学・人望——全十七編を、一編ずつ現代のことばで。
実語教も童子教も学問のすゝめも、水源をたどればこの一冊。二千五百年前の言行録から、選りすぐりを声に出して。
実語教・童子教は、写本により字句の異同があります。本シリーズは江戸の寺子屋で広く読まれた本文を採り(童子教は『〔新板〕実語教 童子教』雲出屋板)、底本で欠字となっていた字は字注により通行の字体で復元しています。学問のすゝめは青空文庫収録の本文と照合しています。