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二十三

実 語 教 ・ 第 二十三 句

ひとと して ち なき ものは人として智無き者は
ぼくせきに ことならず木石に異ならず

原文 人而無智者 不異於木石

いまのことば

人でありながら、学んで知恵を持とうとしない者は、
木や石と変わらない。

きょうの暮らしでいうと

ずいぶん強い言葉です。でも、この句が責めているのは「知恵がない」ことではありません。持とうとしないことです。

木や石は、考えることも、変わることもできません。人だけが、昨日の自分より今日の自分を良くできます。その力を使わないのは、せっかくの人としての力を眠らせたままにすること——そう言っているのです。

第六句「人学ばざれば智無し」の教えが、ここでもう一段強い形で戻ってきます。実語教は、大事なことを何度も、少しずつ強くしながらくりかえします。

考えてみよう

答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。

豆知識——このような強い対比は、漢文の伝統的な表現の型です。きつく聞こえますが、当時の読者は「それほど大事なことなのだ」という強調として受け取っていました。
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