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第二章

童子教・第二章 つつしみの場所

じんりん れい あれば ちょうてい かならず ほう あり人倫礼有れば、朝廷必ず法在り

原文 人倫有礼者 朝廷必在法

この章の本文(第7対句〜第11対句)

いまのことば

童子教 第二章の教えは?

お墓や神社の前では、心をあらためる。
人に礼があるように、世の中には法がある。

きょうの暮らしでいうと

墓の前では慎み、社(やしろ)の前では馬を下りる。聖なる場所、聖なる書物——大切なものの前では、ふだんの態度を一段あらためる。それがこの章の教えです。

そして章の締めに、視野がぐっと広がります。人に礼があるのは、国に法があるのと同じこと。礼儀は個人の趣味ではなく、世の中を成り立たせている仕組みの、いちばん小さな単位だというのです。

図書館で声を落とす。式典で姿勢を正す。場所によってふるまいを変えられる力は、「空気が読める」よりずっと深い、千年前からの教養です。

考えてみよう

答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。

豆知識——「社を過ぐる時は則ち下り」は、乗り物から降りて敬意を示す作法です。いまも皇居前や神社の前で一礼して通る人がいます。形は変わっても、作法は生きています。
原文について
この記事が扱っている『童子教』は、実語教と対で使われた教訓書。江戸の寺子屋の定番でした。
原本(江戸期などの版本)は、国立公文書館 デジタルアーカイブ『童子教』で画像を見られます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。 表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。原文にあたるときは、上の所蔵先でお確かめください。
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