学 問 の す ゝ め ・ 三編 一身独立して一国独立す
この編の柱は「一身独立して一国独立するとはこのことなり」という一文です。国の独立という大きな話が、突然、あなた自身の話につながります。
独立とは、ひとり暮らしのことではありません。自分の頭で判断し、自分の行いに自分で責任を持つこと。宿題をやるかどうかを人のせいにしない。自分の意見を「みんなが言ってるから」で決めない。それが独立の始まりです。
頼ってばかりの人は、ものごとを他人事としてしか考えられなくなる——だから独立の気力が大事なのだと福澤は言います。学級も、部活も、会社も、国も、それを作る一人ひとりの独立でできています。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。