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三編

学 問 の す ゝ め ・ 三編 一身独立して一国独立す

独立の気力なき者は国を思うこと深切ならず。—— 福澤諭吉『学問のすゝめ』三編より

いまのことば

一人ひとりが自分の足で立ってこそ、国も独立できる。
人に頼りきる者は、ものごとを本気で考えられない。

きょうの暮らしでいうと

この編の柱は「一身独立して一国独立するとはこのことなり」という一文です。国の独立という大きな話が、突然、あなた自身の話につながります。

独立とは、ひとり暮らしのことではありません。自分の頭で判断し、自分の行いに自分で責任を持つこと。宿題をやるかどうかを人のせいにしない。自分の意見を「みんなが言ってるから」で決めない。それが独立の始まりです。

頼ってばかりの人は、ものごとを他人事としてしか考えられなくなる——だから独立の気力が大事なのだと福澤は言います。学級も、部活も、会社も、国も、それを作る一人ひとりの独立でできています。

考えてみよう

答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。

豆知識——福澤は慶應義塾の創設者でもあります。「独立自尊」という言葉は、いまも慶應義塾の基本精神とされています。この三編の考え方が、その源流です。
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