二
ことわざ・二 猿も木から落ちる
木のぼりの名人でも、
手がすべる日がある。
いまのことば
猿も木から落ちるの意味と使い方は?
どんなに上手な人でも、ときには失敗することがあるということ。
ことばの景色
猿は、木のぼりが得意な動物です。枝から枝へ、すいすいと移っていきます。その猿でさえ、ときには足をすべらせて落ちることがある——そんな景色から生まれたことばです。
名人の失敗を笑うためではなく、「だれにでも失敗はある」となぐさめたり、油断しないよう戒めたりするときに使います。
たとえば、「いつも満点の兄が計算まちがいをした。猿も木から落ちるだね」のように使います。目上の人に面と向かって使うと失礼になることがあるので、気をつけましょう。
考えてみよう
- 問一あなたの得意なことで、失敗した思い出はありますか。
- 問二得意なときほど、失敗しやすいのはなぜでしょう。
- 問三友だちが失敗したとき、どんなことばをかけますか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
原文について
この記事が扱っている『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「猿も木から落ちる」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。