三
ことわざ・三 早起きは三文の徳
朝早く起きた人には、
小さな得がある。
いまのことば
早起きは三文の徳の意味と由来は?
朝早く起きると、なにかしら良いことがあるということ。
ことばの景色
「文」は、江戸時代のお金の単位です。江戸時代を通じて使われた銅銭「寛永通宝」には、一枚で一文の銭がありました。「三文」は、ほんのわずかなお金のことです。
つまり、このことばは「早起きをすれば大もうけ」という話ではありません。わずかでも、早起きにはきっと得がある、というひかえめな言い方です。「徳」は「得」と書くこともあります。
たとえば、「早起きは三文の徳。朝のうちに宿題を終えたら、一日じゅう気持ちが軽かった」のように使います。
考えてみよう
- 問一早起きをして、得をしたと思ったことはありますか。
- 問二朝の一時間と夜の一時間は、同じ一時間でしょうか。
- 問三あなたにとっての「三文」、つまり小さな得とは何ですか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
原文について
この記事が扱っている『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「早起きは三文の徳」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。