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四十五
宇宙の道・問い 四十五

天の川の正体は?

いまのことば

天の川の正体は?

天の川の正体は、かすかな星がたくさん集まったものです。星がレンズや円盤の形に集まった銀河系の中から、円盤の広がる方向を見ると、星がたくさん重なって、光の帯に見えるのです。
円盤の形をした銀河系の中にいる地球から、円盤の方向を見ると星が帯のように重なって見えるしくみの図解

空をぐるっと一周する光の帯

空の暗いところに行くと、雲のような淡い光の帯が空を横切っているのが見えます。これが天の川です。

夏の天の川は、カシオペヤ座からはくちょう座、いて座を通って地平線の下へ、冬の天の川は、カシオペヤ座からぎょしゃ座、冬の大三角の中を通って地平線の下へ続きます。南の国まで行くと、天の川が空をぐるっと一周していることがわかります。

星の集まりだとわかるまで

天の川がかすかな星の集まりであることは、紀元前400年ごろ、ギリシャの哲学者デモクリトスがすでに予想していました。実際に確かめられたのは、ガリレオが自分で作った望遠鏡を向けた1610年です。

18世紀、ドイツの哲学者カントは、星がレンズの形に集まった中に私たちがいて、そのレンズの広がる方向に星が多く見える、それが天の川だと考えました。イギリスの天文学者ハーシェルは、全天の星をていねいに数えて、星が円盤の形に集まっていることを示しました。

二つに分かれて見えるところ

夏の天の川には、二つに分かれて見えるところがあります。これは、「暗黒星雲」とよばれるガスやちりが、後ろの星をかくしているためです。

考えてみよう

答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。

豆知識——宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』は、先生が「天の川のぼんやりと白いものは、ほんとうは何か」と問いかける授業の場面から始まります。
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この記事について
天の川の通り道、星の集まりだとわかるまで、二つに分かれて見える理由、『銀河鉄道の夜』の場面は、国立科学博物館「宇宙の質問箱 銀河編」、国立科学博物館「宇宙の質問箱 銀河編」、国立天文台 広報ブログ「『銀河鉄道の夜』の時代と銀河描像の広がり」によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
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