更新日:2026年10月9日
冬休みのスマホ・ゲームの時間を、家庭でどう決めるか
冬休みは、家にいる時間が長くなり、スマートフォンやゲームの時間も増えやすい時期です。「何時間までにするか」を、叱ってからではなく、休みが始まる前に家族で決めておくと、お互いに楽になります。この記事では、国の資料に書かれている目安を確かめたうえで、家庭でルールをつくる手順と、話し合い方を紹介します。
国の資料に書かれている目安
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」には、子どものスクリーンタイム(テレビ視聴やゲーム・スマホ利用など)についての記述があります。
同じく厚生労働省の「Good Sleepガイド こども版」にも、テレビの視聴やゲーム・スマホの使用時間を減らしてからだを動かすこと、夜ふかしに注意すること、寝床ではデジタル機器の使用を避けることが書かれています。
この数字は、国の資料が示している目安の1つです。家庭の事情や子どもの年齢によって、どう使うかは変わります。まずは「2時間」を、話し合いの出発点にしてみましょう。
ルールを決める手順(5つ)
次の手順は、当ページの提案です。
- 目的を話す:「時間を減らすため」ではなく、「冬休みを気持ちよく過ごすため」「夜よく眠るため」など、目的を先に話します。
- 数字で決める:「少しだけ」ではなく、「1日2時間まで」のように、数字にします。年齢によって、もっと短く決めても構いません。
- 時間帯を決める:睡眠ガイドをもとに、寝る約2時間前以降は使わない、のように、終わりの時刻を決めます。
- 置き場所を決める:寝室にスマートフォンやタブレットを持ち込まない決まりにして、夜の置き場所(居間の充電台など)を決めます。
- 見直す日を決める:冬休みの3日めや1週間め、など、いったんルールを見直す日を決めておきます。
話し合いの進め方
子どもが自分で決めたルールは、守りやすくなります。次のように進めてみてください。
冬休みの1日の例
数字だけでなく、1日の流れの中に「からだを動かす時間」「画面を見ない時間」を入れると、守りやすくなります(当ページの提案です)。
| 時間帯 | 例 |
|---|---|
| 朝 | 起きたらカーテンを開けて朝の光を浴びる、朝食 |
| 午前 | 宿題・読書など |
| 昼 | 外で遊ぶ・散歩・運動(合計60分以上を目安に) |
| 午後 | ゲーム・動画の時間(1日の合計を決める) |
| 夜 | 夕食、お風呂、寝る約2時間前からは画面を見ない |
守れない日があったとき
守れなかった日は、叱る前に、「何があったのか」を聞いてみましょう。帰省やお正月などで、いつもと予定が違う日もあります。例外の日を、あらかじめ決めておくのも1つの方法です。ルールは、守らせるためではなく、家族の毎日を整えるためにあります。
1週間の記録で、見直す
使った時間を、1週間だけ、子ども自身がメモしてみましょう。「ゲーム〇分」「動画〇分」と書き、週のおわりに、ルールの2時間と比べます。守れた日、守れなかった日の理由を話し合うと、次の1週間のルールを、いっしょに調整できます。
今日から試せる、3つのこと
- 休みの前に、家族で「時間」「時間帯」「置き場所」を決める
- 寝室にスマートフォンやタブレットを持ち込まない決まりにする
- 1週間後に、見直す日を決める