年末年始に、家族で一年をふりかえる
年末年始は、家族が同じ時間に同じ場所にいる、一年で数少ない時期です。
この時間を使って、一年をふりかえる場を作ってみると、ふだんの会話では出てこない話が出てきます。
できるようになったことを、先に数える
ふりかえりというと、できなかったことの反省から始めがちです。しかし、それでは子どもは話したがりません。
先に、この一年でできるようになったことを数えます。
子どもは自分の成長に気づいていないことがよくあります。毎日少しずつ変わっているため、変化が見えにくいのです。親が具体的に言葉にすると、初めて気づきます。
写真や作品を並べる
言葉だけでは思い出しにくいものです。この一年の写真を一緒に見返したり、学校から持ち帰った作品を並べたりすると、記憶が戻ってきます。
去年の作品と今年の作品を並べると、成長が目に見えます。絵の細かさ、字の形、文章の長さ。数字にならない成長は、こうして並べたときに見えます。
親も自分のふりかえりを話す
子どもにだけ話させると、質問される場になってしまいます。親も同じように、自分の一年を話します。
うまくいったこと、うまくいかなかったこと、来年やってみたいこと。親が失敗も含めて話すと、子どもも安心して自分のことを話せます。
大人も一年を通じて変わり続けていると分かることは、子どもにとって発見になります。
来年の目標は、数を絞る
新しい年の目標を立てるとき、いくつも並べたくなります。しかし数が多いと、どれも中途半端になります。
一人一つに絞ります。家族全員が一つずつ挙げ、紙に書いて見えるところに貼ります。
目標は、達成できたかどうかが自分で分かる形にします。「がんばる」ではなく「毎朝6時30分に起きる」のように、行動で書きます。
家族の目標も一つ決める
個人の目標に加えて、家族全員で取り組むことを一つ決めると、年の途中で話題になります。
家族の目標があると、達成できたかどうかを家族で確認する機会が生まれます。
途中で見返す日を決めておく
年始に立てた目標は、多くの場合そのまま忘れられます。
そうならないよう、見返す日を先に決めます。春休み、夏休み、秋の連休。年に3回ほど、紙を見て進み具合を確かめます。
できていなくても、責める場にはしません。「今の自分に合っていないなら変えてもよい」と伝えると、目標は生きたものになります。
親として考えたい問い
このページで伝えたいこと
年末年始は、家族がそろう数少ない時期です。この時間に一年をふりかえると、ふだん見えていない子どもの成長が見えてきます。
できるようになったことを先に数え、写真や作品を並べ、親も自分のことを話す。目標は一人一つに絞り、見返す日を先に決めておく。
子どもは自分の成長に気づいていません。親が言葉にして初めて、自分が変わってきたことを知ります。