十三
慣用句・十三 舌を巻く
あまりのみごとさに、
ことばも出ない。
いまのことば
舌を巻くの意味と使い方は?
相手のすぐれた力に、とても感心したり、おどろいたりすること。
ことばの景色
あまりにもみごとなものを見ると、人はことばを失います。舌をくるりと巻いて、口の中にしまいこんでしまったように、何も言えなくなる——そんなようすをあらわしたことばです。
「舌を巻く」は、ほめることばです。自分にはとてもかなわない、と思うほどの腕前や知恵に出会ったときに使います。
たとえば、「将棋クラブの小さな一年生の強さに、上級生たちも舌を巻いた」のように使います。
考えてみよう
- 問一思わず舌を巻いた、だれかの技はありますか。
- 問二すごい人に出会ったとき、あなたはどんな気持ちになりますか。
- 問三あなたが人に舌を巻かせるとしたら、どんなことでしょう。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
原文について
この記事が扱っている『慣用句』は、二つ以上のことばが結びついて、もとの意味とは別の決まった意味をあらわす言い回し。「舌を巻く」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。