十一
慣用句・十一 耳が痛い
本当のことだからこそ、
聞くのがつらい。
いまのことば
耳が痛いの意味と使い方は?
自分の弱点や失敗を言われて、聞くのがつらいこと。
ことばの景色
耳そのものが痛いわけではありません。自分の痛いところをつかれて、聞いているのがつらい気持ちをあらわしています。
「耳が痛い」と感じるのは、言われていることが当たっているからこそです。だから、聞くのはつらくても、自分を見つめ直すきっかけになります。
たとえば、「『準備はぎりぎりにしないこと』という先生の話は、耳が痛かった」のように使います。
考えてみよう
- 問一耳が痛いと感じた注意はありますか。
- 問二耳が痛い話を、素直に聞けるのはどんなときですか。
- 問三人に注意するとき、相手の耳に届く言い方はあるでしょうか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
原文について
この記事が扱っている『慣用句』は、二つ以上のことばが結びついて、もとの意味とは別の決まった意味をあらわす言い回し。「耳が痛い」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。