三
慣用句・三 頭が上がらない
あの人の前では、
顔を上げられない。
いまのことば
頭が上がらないの意味と使い方は?
相手に世話になっていたり、負い目があったりして、対等にふるまえないこと。
ことばの景色
深く頭を下げたまま、なかなか顔を上げられない。相手への感謝や申しわけなさで、まっすぐ向き合えない気持ちをあらわしています。
たくさん助けてもらった人や、迷惑をかけてしまった人の前では、強く出られないものです。家族の中の力関係を、少しおかしみをこめて言うときにもよく使われます。
たとえば、「宿題をいつも見てもらっているので、姉には頭が上がらない」のように使います。
考えてみよう
- 問一あなたが「頭が上がらない」人はだれですか。
- 問二その人に、どうやって感謝を伝えますか。
- 問三反対に、だれかに頼られていると感じることはありますか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
原文について
この記事が扱っている『慣用句』は、二つ以上のことばが結びついて、もとの意味とは別の決まった意味をあらわす言い回し。「頭が上がらない」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。