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四字熟語・二十四 朝令暮改

朝あさに出だした命令めいれいを、
夕方ゆうがたにはもう改あらためる。

お子さんと保護者の方へ。四字熟語・二十四 朝令暮改を、いっしょに確かめましょう。

いまのことば

朝令暮改の意味と由来は?

命令めいれいや決きまりが、すぐに変かわってあてにならないこと。

ことばの景色

いまから二千年にせんねん以上いじょう前まえの中国ちゅうごく、漢かんの時代じだい。晁錯ちょうそという役人やくにんが、皇帝こうていに農民のうみんのくらしのきびしさをうったえました。

春はるに耕たがやし、夏なつに草くさを取とり、秋あきに取とり入いれ、冬ふゆにたくわえる。一年いちねんじゅう休やすむ日ひもないのに、水害すいがいや日照ひでりにあい、さらに税ぜいの取とり立たては時ときを選えらばず、「朝あしたに令れいして暮くれに改あらたむ」——朝あさに出だした命令めいれいが、夕方ゆうがたにはもう変かわる。これでは、農民のうみんは準備じゅんびのしようがない、というのです。この文ぶんは『漢書かんじょ』食貨志しょっかしに記しるされています。

いまも、方針ほうしんがくるくる変かわって、まわりが困こまるようすに使つかいます。たとえば、「集合しゅうごう時間じかんが三回さんかいも変かわるなんて、朝令暮改ちょうれいぼかいだ」のように使つかいます。

考えてみよう

  • 問一決きまりがころころ変かわって、困こまったことはありますか。
  • 問二反対はんたいに、まちがいに気きづいたらすぐ改あらためたほうがよいのはどんなときでしょう。
  • 問三決きまりを変かえるときは、どんなことに気きをつけるとよいでしょう。

答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。

豆知識——国くにの決きまりを大切たいせつにすることについて、福沢諭吉ふくざわゆきちも書かいています。こころの間ま『学問がくもんのすゝめ』「国法こくほうの貴たっときを論ろんず」をどうぞ。
原文について
この記事が扱っている『四字熟語』は、漢字四字で意味をあらわす言い回し。「朝令暮改」のもとのことばは『漢書』(食貨志上・晁錯の上奏文)に記されています。
もとの一節は、維基文庫 晁錯「論貴粟疏」で本文を読めます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。 表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。原文にあたるときは、上の本文でお確かめください。

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