CCN 寺子屋
国語の間へ戻る

四字熟語・四 一期一会

この出会であいは、
一生いっしょう一度いちどかもしれない。

いまのことば

一期一会の意味と由来は?

一生いっしょう一度いちどだけの出会であいとおもって、こころをこめてうこと。

ことばの景色

一期いちご」は、ひとまれてからぬまでの一生いっしょうのこと。「一会いちえ」は、一度いちどあつまりのことです。もとはちゃ心得こころえをあらわすことばでした。千利休せんのりきゅう弟子でし山上宗二やまのうえそうじが、のことばとして「一期いちご一度いちどかい」のこころのこしています。

江戸えど時代じだいわりには、茶人ちゃじんでもあった大老たいろう井伊直弼いいなおすけが、著書ちょしょ茶湯一会集ちゃのゆいちえしゅう』で「一期一会いちごいちえ」のもちいました。茶会ちゃかいでの出会であいは一生いっしょう一度いちどかいおもって、こころをつくす——このおしえが、四字よじのことばとしてひろまったのです。

たとえば、「旅先たびさきみちおしえてくれたひととは、もうえないかもしれない。一期一会いちごいちえ出会であいに感謝かんしゃした」のように使つかいます。

考えてみよう

答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。

豆知識——とき大切たいせつにせよ、という江戸えどどものおしえは、こころの学文がくもんときおこたることなかれ」めます。
原文について
この記事が扱っている『四字熟語』は、漢字四字で意味をあらわす言い回し。「一期一会」は、茶の湯の心得から生まれたことばです。
井伊直弼の『茶湯一会集』(重要文化財)の解説は、彦根城博物館「茶湯一会集」で読めます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。 表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。原文にあたるときは、上の所蔵先でお確かめください。
前へ次へ