四
四字熟語・四 一期一会
この出会いは、
一生に一度かもしれない。
いまのことば
一期一会の意味と由来は?
一生に一度だけの出会いと思って、心をこめて向き合うこと。
ことばの景色
「一期」は、人が生まれてから死ぬまでの一生のこと。「一会」は、一度の集まりのことです。もとは茶の湯の心得をあらわすことばでした。千利休の弟子・山上宗二が、師のことばとして「一期に一度の会」の心を書き残しています。
江戸時代の終わりには、茶人でもあった大老・井伊直弼が、著書『茶湯一会集』で「一期一会」の語を用いました。茶会での出会いは一生に一度の会と思って、心をつくす——この教えが、四字のことばとして広まったのです。
たとえば、「旅先で道を教えてくれた人とは、もう会えないかもしれない。一期一会の出会いに感謝した」のように使います。
考えてみよう
- 問一もう一度会いたいと思う、一度きりの出会いはありますか。
- 問二毎日会う家族や友だちとの時間も、「一期一会」でしょうか。
- 問三心をこめて人をもてなすとは、どういうことでしょう。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
原文について
この記事が扱っている
『四字熟語』は、漢字四字で意味をあらわす言い回し。「一期一会」は、茶の湯の心得から生まれたことばです。
井伊直弼の『茶湯一会集』(重要文化財)の解説は、
彦根城博物館「茶湯一会集」で読めます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。原文にあたるときは、上の所蔵先でお確かめください。