二十五
ことわざ・二十五 蛙の子は蛙
おたまじゃくしも、
やがては蛙。
いまのことば
蛙の子は蛙の意味と使い方は?
子は親に似るものだということ。平凡な親の子は、やはり平凡だ、という意味でも使われる。
ことばの景色
蛙の子は、おたまじゃくしです。手足もなく、しっぽで泳ぐ姿は、親の蛙とはまるでちがって見えます。けれど、やがて足が出て、しっぽがなくなり、親と同じ蛙になります。
ここから、子はけっきょく親に似る、という意味になりました。反対の意味のことわざに、平凡な親からすぐれた子が生まれる「鳶が鷹を産む」があります。どちらも言い伝えられてきたのは、どちらも本当のことがあるからでしょう。
たとえば、「料理人の父に似て、娘も包丁さばきがうまい。蛙の子は蛙だね」のように使います。
考えてみよう
- 問一あなたが家族と似ているところはどこですか。
- 問二似ていないところは、どこから来たのでしょう。
- 問三「蛙の子は蛙」と「鳶が鷹を産む」、あなたはどちらの見方が好きですか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
原文について
この記事が扱っている
『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「蛙の子は蛙」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
反対の意味をもつ「鳶が鷹を産む」とあわせた考察は、
同志社女子大学 教員コラム「絶滅寸前の『いろはかるた』」で読めます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。