二十三
ことわざ・二十三 花より団子
桜より、
おだんご。
いまのことば
花より団子の意味と由来は?
見た目の美しさや風流より、実際に役に立つもののほうを選ぶということ。
ことばの景色
春のお花見。満開の桜の下で、花をながめるより、持ってきたおだんごを食べるほうに夢中になっている人がいます。
美しいけれど食べられない花より、おなかのふくれる団子。ここから、風流より実際の得をとることを言うようになりました。江戸のいろはかるたでは「は」の札になっています。
たとえば、「紅葉を見に行ったのに、弟は屋台の焼きいもばかり見ている。花より団子だね」のように使います。からかう言い方なので、使う相手には気をつけましょう。
考えてみよう
- 問一あなたは「花」派ですか、「団子」派ですか。
- 問二見た目より中身を選んだことはありますか。
- 問三花も団子も、両方楽しむ方法はあるでしょうか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
原文について
この記事が扱っている
『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「花より団子」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
江戸いろはかるたでは「花より団子」の形で読み札になっていました。読み札と解釈の一覧は、
日本財団図書館『安全運航のいろは』「江戸いろはかるた」で読めます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。