二十
ことわざ・二十 雨降って地固まる
雨のあと、
地面はかえって固くなる。
いまのことば
雨降って地固まるの意味と使い方は?
もめごとや悪いことが起きたあと、かえって物事がよい形に落ち着くということ。
ことばの景色
雨が降っているあいだ、地面はぬかるんで歩きにくくなります。けれど雨がやんで水が引き、土がかわくと、地面は前よりしっかり固まります。
この景色を、人と人とのあいだに重ねたのがこのことばです。けんかやもめごとのあと、おたがいの気持ちがわかって、前より仲が深まる——そんなときに使います。
たとえば、「文化祭の準備で言いあいになったけれど、雨降って地固まる。そのあとは、クラスがひとつにまとまった」のように使います。
考えてみよう
- 問一けんかのあと、前より仲よくなったことはありますか。
- 問二もめごとが、仲を深めるきっかけになるのはなぜでしょう。
- 問三反対に、雨のあとも「固まらない」のはどんなときでしょう。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
原文について
この記事が扱っている『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「雨降って地固まる」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。