十四
ことわざ・十四 三人寄れば文殊の知恵
ひとりでは思いつかなくても、
三人なら。
いまのことば
三人寄れば文殊の知恵の意味と由来は?
とくべつにかしこい人でなくても、三人集まって相談すれば、よい知恵が出るということ。
ことばの景色
「文殊」は、仏教で知恵をつかさどる仏とされる文殊菩薩のことです。獅子に乗った姿であらわされることが多く、かしこさの象徴として親しまれてきました。
ひとりで考えても答えが出ないとき、三人で知恵を出しあうと、文殊菩薩にも負けないような考えが生まれる——このことばには、ふつうの人が力を合わせることへの信頼がこめられています。
たとえば、「自由研究のテーマが決まらなかったけれど、三人寄れば文殊の知恵で、班で話しあったらすぐにおもしろい案が出た」のように使います。
考えてみよう
- 問一みんなで話しあって、ひとりでは出なかった考えが出たことはありますか。
- 問二話しあいがうまくいくのは、どんなときでしょう。
- 問三反対に、人数が多すぎるとまとまらないのはなぜでしょう。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
原文について
この記事が扱っている『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「三人寄れば文殊の知恵」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。