十三
ことわざ・十三 転ばぬ先の杖
転んでからではなく、
転ぶ前に杖を。
いまのことば
転ばぬ先の杖の意味と使い方は?
失敗しないように、前もって用心しておくことのたとえ。
ことばの景色
でこぼこの山道や、雨でぬれた坂道。転んでけがをしてから杖を探しても、もうおそいのです。転ぶ前に杖をついておけば、足もとが確かになります。
ここから、困ったことが起きる前に、先回りして備えておくことを「転ばぬ先の杖」と言うようになりました。似た意味のことばに「備えあれば憂いなし」があります。
たとえば、「遠足の日は晴れの予報だけれど、転ばぬ先の杖で、折りたたみのかさを入れておこう」のように使います。
考えてみよう
- 問一前もって準備しておいて、助かったことはありますか。
- 問二準備しすぎて、荷物が重くなったことはありませんか。ちょうどよい備えとは何でしょう。
- 問三あなたの家では、災害への備えをしていますか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
原文について
この記事が扱っている『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「転ばぬ先の杖」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。