元素の間・原子番号 十七
塩素(Cl)って、どんな元素?
いまのことば
中学生と保護者の方へ。塩素がどんな元素か、いっしょに確かめましょう。
塩素(Cl)って、どんな元素?
塩素は、原子番号17、元素記号Clの元素です。ナトリウムと結びつくと、食塩(塩化ナトリウム)になります。塩素だけの気体は、黄緑色をしています。
原子番号 1735.45
Cl塩素chlorine- 元素記号
- Cl
- 原子量
- 35.45
- 周期表の場所
- 第3周期・17族
原子量は日本化学会「4桁の原子量表(2026)」によります。
名前は「黄緑色」
元素記号のClは、ギリシャ語で黄緑色を意味する「クロロス」から。塩素の気体が黄緑色をしていることから名前がつきました。見つかったのは1810年です。
塩素の気体は、鼻をさすようなにおいがあり、体に害があります。中学の理科では、塩素などが出る実験のときは、十分に換気をすることが大切だとされています。
水道の水を守る
日本の水道の水は、塩素で消毒されています。1957年(昭和32年)にできた決まりで、蛇口の水に塩素が0.1mg/L以上残っているように定められています。
食塩の化学式はNaCl。ナトリウム(Na)と塩素(Cl)が1つずつ結びついています。
考えてみよう
- 問一体に害のある塩素と、毎日食べる食塩。同じ元素が入っているのに、なぜちがうのでしょう。
- 問二水道の水に、なぜ少しだけ塩素を残しておくのでしょう。
- 問三色から名前がついた元素は、ほかにあるでしょうか。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——中学3年の理科では、塩化銅の水溶液に電流を流す実験が、教科書の実験の例にあげられています。塩化銅は、銅と塩素が結びついた物です。
この記事について
元素記号・原子量は日本化学会 原子量専門委員会「原子量表(2026)」「4桁の原子量表(2026)」、元素記号の由来(黄緑色・1810年)は杉山広樹「元素記号の由来」(化学と教育 43巻12号・1995年・日本化学会)、水道の残留塩素の決まり(1957年・0.1mg/L以上・水道法施行規則第17条第3号)は東京都水道局「塩素消毒」、塩素などが出る実験の換気と、塩化銅水溶液の実験の例は文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 理科編」、食塩(塩化ナトリウム)NaCl は厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(多量ミネラル)によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
元素記号・原子量は日本化学会 原子量専門委員会「原子量表(2026)」「4桁の原子量表(2026)」、元素記号の由来(黄緑色・1810年)は杉山広樹「元素記号の由来」(化学と教育 43巻12号・1995年・日本化学会)、水道の残留塩素の決まり(1957年・0.1mg/L以上・水道法施行規則第17条第3号)は東京都水道局「塩素消毒」、塩素などが出る実験の換気と、塩化銅水溶液の実験の例は文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 理科編」、食塩(塩化ナトリウム)NaCl は厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(多量ミネラル)によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
