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東海道・亀山宿

雪ゆきがやんだ朝あさの城下じょうか。広重ひろしげの雪ゆきの絵えとして、蒲原と並ならび称しょうされます。

お子さんと保護者の方へ。東海道・亀山宿を、いっしょに確かめましょう。

いまのことば

東海道の亀山宿とは?

亀山かめやまは東海道の四十六番目の宿場。
城下町じょうかまちであると同時どうじに宿場町しゅくばまちだった。

坂を上る雪の朝

広重ひろしげの「雪晴ゆきばれ」は、急きゅうな坂道さかみちを上のぼる行列ぎょうれつを描えがいています。空そらは晴はれ、雪ゆきは白しろく残のこっている。蒲原の「夜之雪よるのゆき」が夜よるの雪ゆきなら、こちらは朝あさの雪ゆき) 。庄野の白雨はくうとあわせて、広重ひろしげの代表作だいひょうさくがこのあたりに集あつまっています。

亀山かめやまは城下町じょうかまちであり宿場町しゅくばまちでした。府中・浜松・岡崎・吉田と同おなじ。城しろと宿場しゅくばが重かさなる町まちは、東海道とうかいどうにいくつもあります。城しろが道みちを守まもり、道みちが城下じょうかを養やしなう。

次の関からは鈴鹿すずか越ごえが始はじまります。亀山かめやまは、その手前てまえで体からだを整ととのえる城下町じょうかまち) 。小田原が箱根の手前てまえだったのと同おなじ役割やくわりです。難所なんしょの前まえに大おおきな町まちを置おく——東海道とうかいどうの設計せっけいの型かた) です。

考えてみよう

  • 問一雪ゆきの朝あさと雪ゆきの夜よる。見みえ方かたはどう違ちがうでしょう。
  • 問二城下町じょうかまちの宿場しゅくばを、この連載れんさいから五いつつ挙あげてみましょう。
  • 問三難所なんしょの手前てまえの町まちの役割やくわりを説明せつめいしてみましょう。

答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。

豆知識——広重ひろしげの五十三次ごじゅうさんつぎで特とくに優すぐれた絵えとして、三島みしま・蒲原かんばら・庄野しょうの・亀山かめやま・土山つちやまが挙あげられることがあります。いずれも季節きせつ・天候てんこう・時刻じこくを主題しゅだいにし、名所めいしょや名物めいぶつを描えがいていない点てんが共通きょうつうしています。
原文について
この記事が扱っている『東海道五十三次』は、江戸時代の五街道のひとつ。宿場や道中の様子は、当時の道中記や名所図会に記録されています。
原本(江戸期などの版本)は、国立公文書館 デジタルアーカイブ『東海道名所図会』で画像を見られます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。 表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。原文にあたるときは、上の所蔵先でお確かめください。

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