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東 海 道 ・ 小 田 原 宿

明日はいよいよ箱根越え。旅人は小田原の宿で早めに休み、わらじの紐を確かめ、名物で腹ごしらえをしました。

いまのことば

小田原は東海道で数少ない城下町の宿場。
箱根越えを翌日に控えた旅人たちの、準備と休息の町だった。

前泊の町の経済

小田原は北条氏の城下町として栄えた歴史を持ち、東海道の宿場の中でもひときわ大きな町でした。江戸から約80キロ——健脚なら2日ちょっと。そして目の前には天下の険・箱根がそびえます。

難所の手前の宿は、にぎわう。翌日に備えて早く着き、ゆっくり休み、装備を整える旅人でいっぱいだからです。わらじ、薬、弁当——箱根越えの準備が、そのまま小田原の商売になりました。ういろう(薬と菓子)やかまぼこなど、いまに続く名物もこの土地の歴史から生まれています。

山の麓の町、峠の前の駅。地形が生む「たまり場」は、現代の高速道路のサービスエリアにも通じます。

考えてみよう

答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。

豆知識——小田原提灯は、畳んで懐に入る旅人向けの折りたたみ式。箱根の夜道を歩く旅人の必需品として生まれた、いわば江戸のモバイルライトです。
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