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東海道・小田原宿

明日はいよいよ箱根越え。旅人は小田原の宿で早めに休み、わらじの紐を確かめ、名物で腹ごしらえをしました。

お子さんと保護者の方へ。東海道・小田原宿を、いっしょに確かめましょう。

いまのことば

東海道の小田原宿とは?

小田原は東海道で数少ない城下町の宿場。
箱根越えを翌日に控えた旅人たちの、準備と休息の町だった。

前泊の町の経済

小田原は北条氏の城下町として栄えた歴史を持ち、東海道の宿場の中でもひときわ大きな町でした。江戸から約80キロ——健脚なら2日ちょっと。そして目の前には天下の険・箱根がそびえます。

難所の手前の宿は、にぎわう。翌日に備えて早く着き、ゆっくり休み、装備を整える旅人でいっぱいだからです。わらじ、薬、弁当——箱根越えの準備が、そのまま小田原の商売になりました。ういろう(薬と菓子)やかまぼこなど、いまに続く名物もこの土地の歴史から生まれています。

山の麓の町、峠の前の駅。地形が生む「たまり場」は、現代の高速道路のサービスエリアにも通じます。

考えてみよう

  • 問一「難所の手前」だから栄えた町を、地図でほかにも探せますか。
  • 問二長い挑戦の「前日」に整えるべきことは何でしょう(遠足・試験・試合の前夜と比べて)。
  • 問三小田原城と宿場の位置関係を地図で見てみましょう。城下町と街道はどうつながっていますか。

答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。

豆知識——小田原提灯は、畳んで懐に入る旅人向けの折りたたみ式。箱根の夜道を歩く旅人の必需品として生まれた、いわば江戸のモバイルライトです。
原文について
この記事が扱っている『東海道五十三次』は、江戸時代の五街道のひとつ。宿場や道中の様子は、当時の道中記や名所図会に記録されています。
原本(江戸期などの版本)は、国立公文書館 デジタルアーカイブ『東海道名所図会』で画像を見られます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。 表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。原文にあたるときは、上の所蔵先でお確かめください。

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