五十六
東 海 道 ・ 関 宿
鈴鹿峠の東のふもと。いまも江戸の町並みが残る、特別な宿場です。
いまのことば
関は東海道の四十七番目の宿場。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれている。
町並みが残る宿場
関は、東海道の宿場で最もよく町並みが残っている場所の一つです。国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれ、「日本の道百選」にも選ばれています。草津や二川は建物が点で残りますが、関は通り全体が残っています。
地名の「関」は鈴鹿の関から。国語の間・百人一首十番で読んだとおり、『枕草子』は「関は」の段で逢坂・須磨・鈴鹿を挙げました。大津の逢坂とこの関が、同じ街道の上に両方あります。
広重の題は「本陣早立」。夜明け前、大名の一行が提灯を手に出発の支度をしている場面です。次の坂下から鈴鹿峠。難所は早い時間に越える——箱根や日坂でも同じでした。
考えてみよう
- 問一町並みが残るために必要なことを、三つ考えてみましょう。
- 問二難所を朝早く越える理由を、三つ挙げてみましょう。
- 問三『枕草子』の三つの関を、地図で探してみましょう。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——
関はいまの三重県亀山市関町。
亀山と
坂下も
同じ
亀山市です。
三つの宿場が一つの市に収まっている——
難所の
前後は、
宿場が
密に
並びます。