わり算の筆算の教え方|96÷3を十の位から考える
わり算の筆算は、「90を3つに分ける」「6を3つに分ける」と見せると、十の位から始める理由が伝わります。
96÷3を使い、上に書く数字の場所を確かめます。
まず、96を90と6に分けて見せる
ノートに96÷3と書きます。96こを3人で同じ数ずつ分ける場面を考えます。90こを分けると1人30こ、残りの6こを分けると1人2こです。合わせて1人32こになります。
数字だけでは考えにくければ、10このまとまりを9つ描きます。それぞれの人へ3つずつ分ける線を引きます。その後、ばらの6こを2こずつ分けます。
これから書く筆算は、この二つの分け方を縦に残したものです。子どもが分けた数を指せたら、図の右側に目を移します。
- 「90を3人で同じ数ずつ分けたら、1人いくつ?」
- 「残りの6こは、1人何こになる?」
- 「合わせると、1人何こ?」
十の位に3をたて、かけてひく
96を筆算の中に、3を左に書きます。まず十の位の9を見て、9÷3=3と考えます。9の真上に3を書きます。この赤い3は、10が3こ、つまり30です。
次は、上に書いた3とわる数の3をかけます。3×3=9を十の位の9の下に書き、9−9=0とひきます。90この分け方が終わったことが、0で分かります。
方眼ノートなら、一つの数字を一つのマスに書きます。上の3と下の9が、十の位の同じ列に並ぶかを一緒に見ます。
- 「最初の9は、9こ?それとも90こ?」
- 「答えの3は、どの数字の真上に書く?」
- 「3をかけてひいたら、十のまとまりは残る?」
6をおろし、一の位を計算する
次に、一の位の6を下へおろします。6÷3=2なので、答えの一の位に2を書きます。2×3=6を下に書き、6−6=0とひきます。答えは32、余りは0です。
「たてる、かける、ひく、おろす」と声に出すと、今の作業を追いやすくなります。親は先に続きを書く代わりに、子どもに次の作業を指してもらいます。
最後は32×3=96で確かめます。わり算の答えをかけ算にもどし、最初の96になるかを見る方法です。
- 「次は、どの数字をおろす?」
- 「6を3つに分けた答えは、どこに書く?」
- 「32を3倍したら、最初の数になる?」
つまずいたときの声かけ
| こんなとき | こう聞いてみる |
|---|---|
| 答えの3を一の位に書く | 「最初に分けたのは90だよね。答えの30はどの位?」 |
| ひく前に6をおろす | 「3人へ分けた十のまとまりは、何こ残った?」 |
| 途中で次の作業に迷う | 「今は、たてる・かける・ひく・おろすのどこ?」 |
| 答えを確かめたい | 「答えを3倍すると、最初の数になる?」 |
余りのある一問へ進む
次は98÷3を一問だけ試します。十の位は同じですが、おろす数が8になります。8÷3は2余り2なので、答えは32余り2です。
確かめは32×3+2=98です。余りの2は、わる数の3より小さいことも見ます。もし余りが3以上なら、3人へもう1こずつ分けられます。
- 「98÷3で、前の問題と変わった数字はどこ?」
- 「余りの2こを、3人へ1こずつ分けられる?」
1けたでわる筆算の練習へ進めます。ほかの問題は計算れんしゅうで選べます。
位をそろえる考えは、小数のたし算・ひき算の家庭での教え方でも確かめられます。算数・数学の間から関連教材を探せます。
よくある質問
わり算の筆算を家庭でどう教えればよいですか?
まず90と6を3人に分けて考えます。筆算に移ったら、「今はどの位?」「次に何をする?」と聞き、子どもが順を説明するのを待ちます。
答えをたてる数字に迷ったら、どうしますか?
わる数の九九にもどります。例えば8÷3なら、3×2=6と3×3=9を並べ、8までに入る3のまとまりを選びます。
わり算の筆算は、何年生で習いますか?
小学4年の算数で、1けたや2けたでわる整数の筆算を学びます。小学3年では、簡単な2けた÷1けたの計算も扱います。ここでは4年の2けた÷1けたを練習します。
出典
- 文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」算数・第3学年A(4)と第4学年A(3)(冊子72・77ページ)(公式PDF)
最終確認日:2026年10月10日
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