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水星って、どんな惑星?

宇宙の道・問い 二十一

お子さんと保護者の方へ。いっしょに読んで、確かめましょう。

いまのことば

水星って、どんな惑星?

水星は、太陽系の中で太陽にいちばん近く、いちばん小さな惑星です。大気がないので、昼は427℃、夜はマイナス183℃にもなります。表面はクレーターだらけで、地球の月にそっくりです。
太陽のすぐ近くを回る、クレーターだらけの小さな水星の図解

見つけるのがむずかしい惑星

水星は太陽から約5790万キロメートル(地球と太陽のきょりの約5分の2)のところを回っています。太陽にとても近いので、日がのぼる直前と、日がしずんだ直後にしか観測できません。

太陽が出ているときは空が明るすぎ、夜は太陽といっしょに地平線の下にしずんでしまうからです。ただし日食のときは、太陽が月でかくされるので、太陽のすぐ近くの水星も見やすくなります。

2周する間に、3回まわる

かつて水星は、月と同じように、いつも同じ面を太陽に向けていると考えられていました。でも、これはまちがいでした。ほんとうは、水星は太陽を2周する間に3回自転しています。

天文学者がまちがえたのは、地球から水星を観測できるわずかな時間に、いつも同じ面が見えていたからです。このことは1965年に、レーダーを使った観測でわかりました。

クレーターが消えない理由

水星には大気がほとんどないため、いん石が燃えつきずに地表までとどきます。また、火山や地震などの活動もほとんどありません。

そのため、できたクレーターが消えずに残り、水星は太陽系ができたころの姿を、いまもわたしたちに見せています。中心には、鉄とニッケルでできた大きな芯があります。

考えてみよう

  • 問一大気がないと、なぜ昼と夜の温度の差が大きくなるのでしょう。
  • 問二地球では、クレーターがほとんど見られません。水星とのちがいは何でしょう。
  • 問三「いつも同じ面が見えていた」ことから、なぜまちがった考えが生まれたのか、説明してみましょう。

答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。

豆知識——水星を見るチャンスは、日の出前か日の入り後の低い空だけ。見晴らしのよい場所で、太陽がしずんだ方向の空をさがしてみましょう。
この記事について
水星の位置・温度・見え方、太陽を2周する間に3回自転すること、クレーターが残る理由、鉄とニッケルの芯は、JAXA 宇宙科学研究所キッズサイト「ウチューンズ」宇宙ワクワク大図鑑「水星・水星の見え方」、JAXA 宇宙科学研究所キッズサイト「ウチューンズ」宇宙ワクワク大図鑑「水星・水星探査」によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。

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