水星って、どんな惑星?

水星は太陽から約5790万キロメートル(地球と太陽のきょりの約5分の2)のところを回っています。太陽にとても近いので、日がのぼる直前と、日がしずんだ直後にしか観測できません。
太陽が出ているときは空が明るすぎ、夜は太陽といっしょに地平線の下にしずんでしまうからです。ただし日食のときは、太陽が月でかくされるので、太陽のすぐ近くの水星も見やすくなります。
かつて水星は、月と同じように、いつも同じ面を太陽に向けていると考えられていました。でも、これはまちがいでした。ほんとうは、水星は太陽を2周する間に3回自転しています。
天文学者がまちがえたのは、地球から水星を観測できるわずかな時間に、いつも同じ面が見えていたからです。このことは1965年に、レーダーを使った観測でわかりました。
水星には大気がほとんどないため、いん石が燃えつきずに地表までとどきます。また、火山や地震などの活動もほとんどありません。
そのため、できたクレーターが消えずに残り、水星は太陽系ができたころの姿を、いまもわたしたちに見せています。中心には、鉄とニッケルでできた大きな芯があります。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。