金星が「明けの明星」「宵の明星」とよばれるのはなぜ?

金星は、太陽と月をのぞけば、全天でもっとも明るく光る天体です。
明るくかがやくのは、濃硫酸の雲がすき間なく金星をおおい、太陽の光の8割ぐらいをはね返しているからです。そのかわり、地上には昼間でも地球の1割ぐらいしか光がとどかず、うす暗いのです。
金星は大きさも重さも地球とほとんど同じ「兄弟惑星」です。けれども大気はほとんどが二酸化炭素で、地表の気圧は地球の90倍、温度は460℃もあります。
二酸化炭素が太陽の熱をとじこめるので、金星は太陽により近い水星よりも熱く、太陽系でいちばん熱い惑星です。
金星の大気のいちばん上では、時速400キロメートルにもなる強い風がふいています。地球の時間でたった4日で金星を1周する速さで、ゆっくりした金星の自転の約60倍です。
この風は「スーパーローテーション」とよばれ、なぜ起きるのかは金星最大のなぞの一つです。2015年12月には、日本の金星探査機「あかつき」が金星を回る軌道に入りました。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。