六十四
ことわざ・六十四 悪事千里を走る
かくしたはずの悪いことが、あっという間に広がる。
いまのことば
悪事千里を走るの意味と使い方は?
悪い行いや悪い評判は、たちまち世間に知れ渡るものだということ。
ことばの景色
「千里」は、とても遠い道のりのことです。悪い行いは、遠くまで、またたく間に伝わってしまう、というのが、このことわざの考え方です。
かくしておきたいことほど、すぐに広まってしまう、という場面で使われます。悪いことをしないように、という戒めの意味もあります。
たとえば、「友だちの失敗が、すぐに学校中に伝わった。悪事千里を走るだ」のように使います。
使い方の例
- うそをついたことが、すぐにばれた。悪事千里を走るだ。
- 悪事千里を走るというから、かくしごとはしないでおこう。
考えてみよう
- 問一うわさが、すぐに広がったことは、ありますか。
- 問二悪いことが広まるのは、なぜでしょう。
- 問三悪いうわさを聞いたとき、どう受けとめますか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——中国の古い書物『北夢瑣言(ほくむさげん)』にある、「好事門を出でず、悪事千里を行く」という言葉がもとになったと、説明されています。
原文について
この記事が扱っている
『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「悪事千里を走る」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
意味と使い方は、
https://kotobank.jp/word/悪事千里を走るで確かめられます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
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