七十四
慣用句・七十四 手に余る
自分の力では、もう持ちきれない。
いまのことば
手に余るの意味と使い方は?
物事が自分の能力以上で、その処置ができないこと。手に負えないこと。
ことばの景色
自分の手では、収まりきらない、というのが、もとの景色です。そこから、自分の力が及ばず、手に負えない、という意味になりました。
むずかしすぎる問題や、大きすぎる仕事を前にして、一人ではどうにもならないときに使います。
たとえば、「この問題は、ぼくの手に余る。先生に聞いてみよう」のように使います。
使い方の例
- 大きな荷物は、一人では手に余るので、友だちに手伝ってもらった。
- 手に余る仕事を、ひとりで抱えこまないようにしよう。
考えてみよう
- 問一手に余ると感じたのは、どんなときですか。
- 問二手に余るとき、どうしますか。
- 問三人に助けを求めるのは、はずかしいことでしょうか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——国語辞典には、「頼朝も手にあまりたる事かなとも」という、昔の文章の使い方の例がのっています。「手に負えない」と似た意味です。
原文について
この記事が扱っている
『慣用句』は、二つ以上のことばが結びついて、もとの意味とは別の決まった意味をあらわす言い回し。「手に余る」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
意味と使い方は、
https://kotobank.jp/word/手に余るで確かめられます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
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