六十一
ことわざ・六十一 渡る世間に鬼はない
こまったとき、思いがけず、手をさしのべてくれる人がいる。
いまのことば
渡る世間に鬼はないの意味と使い方は?
世の中には、冷たい人ばかりではなく、こまったときには、助けてくれる情け深い人もいるということ。
ことばの景色
「世間」は、人びとが暮らす、世の中のことです。「鬼」は、むごい人のたとえです。世の中には、冷たい人だけではなく、人情に厚い人も、かならずいる、というのが、このことばの意味です。
不安なとき、まわりの人に助けられて、ほっとしたときなどに使います。
たとえば、「道に迷ったとき、通りがかりの人が案内してくれた。渡る世間に鬼はないと思った」のように使います。
使い方の例
- 転校してきたとき、みんなが親切にしてくれた。渡る世間に鬼はないと思った。
- 渡る世間に鬼はないというから、こまったら人に相談してみよう。
考えてみよう
- 問一人に助けてもらって、うれしかったことは、ありますか。
- 問二こまったときに、助けを求めるには、どうしますか。
- 問三あなたが人を助けられる場面は、どこにありますか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——国語辞典には、「人情に厚い人が必ずいるというたとえ」と説明されています。「鬼」は、情けのない、むごい人のたとえです。
原文について
この記事が扱っている
『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「渡る世間に鬼はない」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
意味と使い方は、
https://kotobank.jp/word/渡る世間に鬼はないで確かめられます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
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