六十一
慣用句・六十一 手を抜く
やるべきことを、少しだけ、飛ばしてしまう。
いまのことば
手を抜くの意味と使い方は?
すべきことをしないで、手間を省くこと。いいかげんな仕事ですませること。
ことばの景色
本当はやらなければならない手順を省いて、仕事をいいかげんに終わらせることを言います。あまりよい意味では使われません。
そうじや宿題など、毎日の小さな仕事でも、手を抜くと、あとで困ることがあります。
たとえば、「宿題の字を手を抜いて書いたら、先生に直された」のように使います。
使い方の例
- そうじで手を抜いたら、すみのほこりが残っていた。
- どんな小さな仕事でも、手を抜かずにやりたい。
考えてみよう
- 問一手を抜いて、あとで困ったことはありますか。
- 問二手を抜かずにやりとげたとき、どんな気持ちになりましたか。
- 問三手間を省くことと、手を抜くことのちがいは、何でしょう。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——国語辞典には、「手をぬかずずいぶんせりかけてくどいてくれ」という古い使い方の例がのっています。「手を抜かず」の形で、きちんとやる、という意味でも使われます。
原文について
この記事が扱っている
『慣用句』は、二つ以上のことばが結びついて、もとの意味とは別の決まった意味をあらわす言い回し。「手を抜く」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
意味と使い方は、
https://kotobank.jp/word/手を抜くで確かめられます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
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