五十九
慣用句・五十九 顔を立てる
相手の気持ちがきずつかないように、そっと気をくばる。
いまのことば
顔を立てるの意味と使い方は?
その人の名誉や面目が保たれるようにすること。体面が傷つかないようにすること。
ことばの景色
「顔」は、人の体面や面目のことです。それを「立てる」ことで、相手がはずかしい思いをしないようにする、という意味になります。
年上の人や、お世話になった人に対して、失礼のないように気をつかうときなどに使います。
たとえば、「先輩の顔を立てて、今日はぼくが最初に発表することにした」のように使います。
使い方の例
- 兄の顔を立てて、先にお菓子を選んでもらった。
- 先生の顔を立てるために、ていねいにあいさつをした。
考えてみよう
- 問一人の顔を立てて、よかったと思ったことはありますか。
- 問二顔を立てることと、自分の考えを言うことは、どう両立させますか。
- 問三あなたが、顔を立ててもらってうれしかったのは、どんなときですか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——国語辞典には、「お前のお顔を立てまして、今日中は待ちます」という使い方の例がのっています。「顔が立つ」とも言います。
原文について
この記事が扱っている
『慣用句』は、二つ以上のことばが結びついて、もとの意味とは別の決まった意味をあらわす言い回し。「顔を立てる」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
意味と使い方は、
https://kotobank.jp/word/顔を立てるで確かめられます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
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