五十七
慣用句・五十七 揚げ足を取る
相手の言いまちがいを、すかさず取り上げる。
いまのことば
揚げ足を取るの意味と使い方は?
人の言いまちがいや、言葉じりをとらえて、非難したり、からかったりすること。
ことばの景色
もとは、技をかけようとした相手の足を取って、たおすことをいいました。そこから、人のことばの小さなまちがいをとらえて、せめることをいうようになりました。
話し合いで、相手の言いまちがいをからかって、中身の話からそれてしまうときなどに使います。
たとえば、「話の中身ではなく、言い方の揚げ足を取ってばかりでは、話し合いが進まない」のように使います。
使い方の例
- 兄の言いまちがいの揚げ足を取って、母にしかられた。
- 揚げ足を取らずに、まずは相手の話をさいごまで聞こう。
考えてみよう
- 問一揚げ足を取られて、いやな思いをしたことはありますか。
- 問二相手のまちがいに気づいたとき、どうすればよいでしょう。
- 問三話し合いで大切にしたいことは、何ですか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——文化庁の「国語に関する世論調査」(令和3年度)では、「言い間違いや言葉じりをとらえて責めたりからかったりする」という本来の意味で使う人が65.9%、「失敗ややり損ないを見て責めたりからかったりする」という意味で使う人が8.8%でした。
原文について
この記事が扱っている
『慣用句』は、二つ以上のことばが結びついて、もとの意味とは別の決まった意味をあらわす言い回し。「揚げ足を取る」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
意味と使い方は、
https://kotobank.jp/word/揚げ足を取るで確かめられます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
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