五十一
ことわざ・五十一 立つ鳥跡を濁さず
水鳥が飛び立ったあとの水面は、にごらずにすんでいる。
いまのことば
立つ鳥跡を濁さずの意味と使い方は?
去っていく人は、あとが見苦しくないように始末してから去るべきだということ。引きぎわがいさぎよいことのたとえ。
ことばの景色
鳥が飛び立ったあとに、水がにごっていたら、見苦しいものです。このことばは、去るときのふるまいを大切にしよう、と教えています。
部屋を使ったら、もとの状態にもどして出る。借りたものは、きれいにして返す。そんな、あとかたづけのよさをほめるときに使います。
たとえば、「合宿の最後の日、みんなで部屋をそうじして出た。立つ鳥跡を濁さず、だね」のように使います。
使い方の例
- キャンプ場を出る前に、ごみを拾って、立つ鳥跡を濁さずにした。
- 転校する友だちは、ロッカーをきれいにして、立つ鳥跡を濁さずに去っていった。
考えてみよう
- 問一あなたが「あとかたづけがよい」と思う人は、どんなことをしていますか。
- 問二ものを借りたとき、返すまでに気をつけていることはありますか。
- 問三お別れのとき、「いい人だった」と思ってもらうには、何が大切でしょう。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——「飛ぶ鳥跡を濁さず」という形もあります。山頭火の日記にも、このことばを使った一節が見られます。
原文について
この記事が扱っている
『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「立つ鳥跡を濁さず」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
意味と使い方は、
https://kotobank.jp/word/立つ鳥跡を濁さずで確かめられます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
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