四十六
四字熟語・四十六 油断大敵
あと少しでゴール。そのときこそ、気をゆるめずに。
いまのことば
油断大敵の意味と使い方は?
気をゆるめることこそが、失敗を招くいちばんの大きな敵だということ。
ことばの景色
「油断」は、気をゆるめて、注意をおこたることです。「大敵」は、手ごわい敵のことです。つまり、どんな相手よりも、自分の心のゆるみこそがいちばんおそろしい、という戒めのことばです。
うまくいっているとき、もう大丈夫だと思ったときほど、思わぬ失敗をしやすいものです。最後まで気を引きしめることの大切さを教えています。
たとえば、「リレーでリードしていたのに、最後の走者がよそ見をしてバトンを落としてしまった。油断大敵だ」のように使います。
使い方の例
- あと一問で全問正解というところで計算をまちがえた。油断大敵だ。
- 試合に勝っているときこそ、油断大敵。最後まで走りきろう。
考えてみよう
- 問一「もう大丈夫」と思ったあとで、失敗したことはありますか。
- 問二気を引きしめつづけるために、どんな工夫ができますか。
- 問三気をゆるめて、ほっとする時間も大切でしょうか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——「油断」ということばの成り立ちには、いくつかの説があります。仏教の経典『涅槃経』にある、王が家来に油の入った鉢を持たせて運ばせ、一滴でもこぼしたら命を断つと命じた話から来たという説や、「ゆたに(ゆったりと、の意味)」ということばの音が変わったという説などです。江戸いろはかるたにも使われたことばです。
原文について
この記事が扱っている
『四字熟語』は、漢字四字で意味をあらわす言い回し。「油断大敵」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
意味と使い方は、
https://kotobank.jp/word/油断大敵で確かめられます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
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