二十八
四字熟語・二十八 言語道断
あまりのことに、ことばの道がとだえてしまう。
いまのことば
言語道断の意味と使い方は?
ことばで言いあらわせないほど、ひどいこと。とんでもないこと。
ことばの景色
「言語」は「ごんご」と読み、ことばのことです。「道断」は、道がたたれること。ことばで言いあらわす道がたたれてしまう、つまり、ことばでは言いつくせない、という意味です。
もとは仏教のことばで、仏の教えの奥深い真理は、ことばではとても言いあらわせない、という意味でした。それが、あまりにひどくて何とも言いようがない、という意味へと変わっていきました。いまでは、強く非難するときに使います。
たとえば、「みんなで育てていた花だんの花を、だれかがふみ荒らした。言語道断だと、クラスのみんなが怒った」のように使います。
使い方の例
- 図書館の本に落書きをするなんて、言語道断だ。
- 約束の時間に一時間もおくれて、あやまりもしないのは言語道断だ。
考えてみよう
- 問一「ことばにできない」と感じたことはありますか。それはどんなときでしたか。
- 問二とても腹が立ったとき、あなたはその気持ちをどう伝えますか。
- 問三もとはよい意味だったことばが、ちがう意味で使われるようになるのは、なぜだと思いますか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——読みは「げんごどうだん」ではなく「ごんごどうだん」です。むかしは、ことばで言いようもないほどりっぱなこと、という意味で使われることもありました。
原文について
この記事が扱っている
『四字熟語』は、漢字四字で意味をあらわす言い回し。「言語道断」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
意味と使い方は、
https://kotobank.jp/word/言語道断-506060で確かめられます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
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