CCN 寺子屋
国語の間へ戻る
四十九

ことわざ・四十九 うそも方便うそもほうべん

相手を思う小さな作り話が、場をまるくおさめることも。

いまのことば

うそも方便の意味と使い方は?

物事をうまく運ぶためや、人を救うためには、ときにはうそが必要になることもあるということ。

ことばの景色

「方便」は、もとは仏教のことばで、人びとを正しい道へ導くために使う、かりの手立てのことです。いまでは、目的のために使う便利な手段、という意味でも使われます。

うそをつくことは、ふつうはよくないことです。けれども、相手をきずつけないためや、みんなを安心させるために、事実とちがうことを言ったほうがよい場面もある、という考え方をあらわしています。

ただし、自分に都合がよいからと、なんでもこのことばで言いわけにするのはまちがいです。だれのための、どんなうそなのかを考えることが大切です。

たとえば、「弟が大切にしていた植木鉢がかれてしまった。母は『少し休んでいるのよ』と言った。うそも方便、弟を悲しませたくなかったのだろう」のように使います。

使い方の例

考えてみよう

答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。

豆知識——このことばのもとは、お経の一つ『法華経』にある、燃える家から子どもたちを救い出すたとえ話だとする説が有力です。「方便」は、「生きるための方便」のように、手段や手立てという意味で使われることもあります。
原文について
この記事が扱っている『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「うそも方便」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
意味と使い方は、https://kotobank.jp/word/嘘も方便で確かめられます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。 表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
前へ次へ
寺子屋の無料会員

無料会員になると、漢字や九九の問題の答えと解説、印刷できる小テストや記録シートの PDF などが開けます。メールアドレスだけで始められ、パスワードはいりません。中学生以下の方は、保護者の方が登録してください。

無料登録はこちら