四十七
ことわざ・四十七 出る杭は打たれる
並んだくいの中で、一本だけ高いものがたたかれる。
いまのことば
出る杭は打たれるの意味と使い方は?
才能があって目立つ人は、ほかの人からねたまれたり、じゃまをされたりしやすいということ。また、出すぎたふるまいをすると、せめられるということ。
ことばの景色
「杭」は、地面に打ちこんで、目じるしや柵のささえにする棒です。何本も並べて打ちこむとき、一本だけ高く出ているものがあれば、そろえるために上からたたかれます。
人の集まりでも、目立つ人は、ほかの人から注目され、ときにはねたまれたり、きびしく言われたりすることがあります。このことばは、そうした世の中のようすをあらわしています。
いまでは、「出る杭を伸ばせ」のように、目立つ力を育てようという言い方も見られるようになっています。
たとえば、「新しいアイデアを出したら、先輩たちに反対された。出る杭は打たれると言うけれど、あきらめずにもう一度説明してみよう」のように使います。
使い方の例
- 出る杭は打たれるのをこわがって、手をあげるのをやめてしまうのは、もったいない。
- 一人だけ目立つかざりつけをしたら、出る杭は打たれるで、みんなに直されてしまった。
考えてみよう
- 問一目立つことを、こわいと感じたことはありますか。
- 問二目立つ人を見たとき、あなたはどんな気持ちになりますか。
- 問三みんながのびのびと力を出せる集まりにするには、どうすればよいでしょう。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——「出る釘は打たれる」という形で言うこともあります。文化庁の「国語に関する世論調査」(平成18年度)では、「出る杭は打たれる」を使う人が73.1%、「出る釘は打たれる」を使う人が19.0%でした。
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