四十六
ことわざ・四十六 鬼に金棒
ただでさえ強い鬼が、鉄の棒を手にしたら。
いまのことば
鬼に金棒の意味と使い方は?
もともと強いものが、さらに何かを得て、いっそう強くなること。
ことばの景色
昔話に出てくる鬼は、それだけでも力が強く、おそろしい存在です。その鬼が、いぼのついた鉄の棒、金棒を手に持ったら、もうだれもかないません。
このように、強い人がさらに強い味方や道具を得て、ますます強くなることを「鬼に金棒」と言います。また、すぐれた人に、ぴったりのものが加わって、いっそう引き立つことにも使います。
たとえば、「足の速いリレーの選手が、バトンパスの練習もばっちりになった。これで鬼に金棒だ」のように使います。
使い方の例
- 力持ちのキャプテンに、作戦を立てるのがうまい副キャプテンがついた。鬼に金棒だ。
- 読書好きの姉が図書委員になったのは、鬼に金棒かもしれない。
考えてみよう
- 問一あなたの得意なことに、何が加われば「鬼に金棒」になりますか。
- 問二友だちと力を合わせて「鬼に金棒」になった経験はありますか。
- 問三強さを手にしたとき、どう使うのがよいと思いますか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——江戸いろはかるたの「お」の札にもあることばとして知られています。「金棒」の「かな」は金属、鉄のことで、「かなぼう」と読みます。古くは「鬼に鉄撮棒(かなさいぼう)」という形でも言いました。
原文について
この記事が扱っている
『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「鬼に金棒」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
意味と使い方は、
https://kotobank.jp/word/鬼に金棒で確かめられます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
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