三十八
ことわざ・三十八 棚からぼたもち
見上げた棚から、ぼたもちがころりと落ちてきた。
いまのことば
棚からぼたもちの意味と使い方は?
何の苦労もしないのに、思いがけない幸運がまいこんでくること。
ことばの景色
「ぼたもち」は、もち米などをたいて軽くつき、丸めて、あんやきな粉をまぶしたおかしです。棚の上に置いてあったぼたもちが、ちょうど下にいた人のところへ落ちてくる。しかも、口を開けていたらそのまま口に入った、というような、うれしい偶然の景色です。
自分で努力したわけではないのに、よいことがひょっこりやってくる。そんなときに使うことばです。短く「たなぼた」とも言います。
たとえば、「お客さんが来るからと母が買ってきたケーキが一つ余って、ぼくがもらえた。棚からぼたもちだ」のように使います。
使い方の例
- 兄が使わなくなった自転車を、ぼくがもらえることになった。棚からぼたもちだ。
- 棚からぼたもちを待つより、自分で動いたほうが早いこともある。
考えてみよう
- 問一思いがけないうれしい出来事が、あなたにもありましたか。
- 問二「たなぼた」を待つのと、自分で取りに行くのと、どちらが好きですか。
- 問三思いがけない幸運が来たとき、あなたはだれかに分けますか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——「開いた口へ餅」という、よく似た言い方もあります。ぼたもちとおはぎは、春に作るものをぼたもち、秋に作るものをおはぎと呼び分けることもありますが、いまはどちらの名前でも呼ばれます。どちらもお彼岸によく食べられるおかしです。
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