三十七
ことわざ・三十七 果報は寝て待て
あせらずに、ゆっくりとよい知らせを待つ。
いまのことば
果報は寝て待ての意味と使い方は?
よい知らせや幸運は、人の力ではどうにもならないものだから、あせらずに気長に待つのがよいということ。
ことばの景色
「果報」は、もとは仏教のことばで、前の世での行いによって受けるむくいのことです。よいむくいにも悪いむくいにも使うことばでしたが、日本では多く、よいむくい、つまり幸運の意味で使われます。
どれだけ気をもんでも、幸運が早くやってくるわけではありません。夜も眠れないほど心配するより、落ちついて待っていれば、そのうちよい知らせがやってくる。そんな、ゆったりとした心がまえを伝えることばです。
たとえば、「コンクールに絵を出した。できることはやったから、果報は寝て待て、結果が出るまでは楽しく過ごそう」のように使います。
使い方の例
- 果報は寝て待てというから、合格発表の日までは、いつもどおりに過ごそう。
- 種をまいて水をやったら、あとは芽が出るのを待つだけ。果報は寝て待て、だ。
考えてみよう
- 問一結果を待っている間、あなたはどんな気持ちになりますか。
- 問二「できることをやった」と言えるのは、どんなときでしょう。
- 問三待つ時間を、どう過ごすとよいと思いますか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——江戸時代のはじめの本にも見られる、古いことわざです。似た意味のことばに「待てば海路の日和あり」があります。「人事を尽くして天命を待つ」も、やるだけやったら結果は天にまかせる、という考え方です。
原文について
この記事が扱っている
『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「果報は寝て待て」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
意味と使い方は、
https://kotobank.jp/word/果報は寝て待てで確かめられます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
寺子屋の無料会員無料会員になると、漢字や九九の問題の答えと解説、印刷できる小テストや記録シートの PDF などが開けます。メールアドレスだけで始められ、パスワードはいりません。中学生以下の方は、保護者の方が登録してください。
無料登録はこちら