三十三
ことわざ・三十三 千里の道も一歩から
はるか遠くの町へも、まずは目の前の一歩をふみ出す。
いまのことば
千里の道も一歩からの意味と使い方は?
どんなに大きなことも、身近な小さなことを一つずつ積み重ねるところから始まるということ。
ことばの景色
「千里」は、とても遠い道のりのたとえです。歩いて行くには気が遠くなるような長い道も、はじめの一歩をふみ出さなければ、少しも進みません。そして、一歩一歩を重ねていけば、いつかはたどり着くことができます。
大きな目標を前にすると、何から始めればよいかわからなくなることがあります。そんなときこそ、まず今できる小さなことから始めよう、とはげましてくれることばです。
たとえば、「英語の本を一冊読めるようになりたい。千里の道も一歩から、まずは毎日一ページずつ読むことにした」のように使います。
使い方の例
- 千里の道も一歩から。ピアノの新しい曲は、まず右手の最初の四小節から練習しよう。
- 千里の道も一歩からというように、毎日十分の勉強が、大きな力になっていく。
考えてみよう
- 問一あなたが「いつかやりたい」と思っている大きなことは何ですか。
- 問二そのための「最初の一歩」は、何だと思いますか。
- 問三続けるのがむずかしいとき、どうすればまた歩き出せるでしょう。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——中国の古い書物『老子』の第六十四章にある「千里の行も足下より始まる」ということばが、もとになったと言われています。同じ章には、ひとかかえもある大木も小さな芽から育ち、高い台も土を少しずつ積み重ねてできる、というたとえも並んでいます。
原文について
この記事が扱っている
『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。老子・第六十四章の「千里の行も足下より始まる」をもとにした言い方。
原文は
https://zh.wikisource.org/wiki/老子_(匯校版)で確認できます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
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