二十七
ことわざ・二十七 聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥
手をあげて聞く、ほんの少しの勇気が一生を助ける。
いまのことば
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥の意味と使い方は?
知らないことをたずねるのは、そのときは恥ずかしくても、聞かずに知らないままでいるほうが、ずっと恥ずかしいということ。
ことばの景色
わからないことがあっても、「こんなことも知らないのか」と思われるのがいやで、聞けずにいることがあります。そのときの恥ずかしさは、ほんの少しの間だけです。
けれども、聞かずにすませると、知らないままずっと過ごすことになります。大人になっても知らないままで、あとで困ったり、恥ずかしい思いをしたりするかもしれません。「一時」と「一生」を並べて、その差の大きさを教えることばです。
聞くことは、はずかしいことではなく、学ぶための大切な一歩です。
たとえば、「授業でわからないところがあったので、休み時間に先生に聞きに行った。聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥、と思ったからだ」のように使います。
使い方の例
- 道に迷いそうになったので、駅の人にたずねた。聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥だ。
- 聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥というから、わからない言葉は、その日のうちに調べよう。
考えてみよう
- 問一聞きたいのに聞けなかったことはありますか。どうして聞けなかったのでしょう。
- 問二だれかに質問されたとき、あなたはどんなふうに答えたいですか。
- 問三聞きやすい教室や家にするには、どうすればよいと思いますか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——古くは「聞くは」ではなく、「問うは」の形がよく使われました。「一時」を「一旦」、「一生」を「末代」と言う形もあり、少しずつちがう形で伝わってきたことばです。
原文について
この記事が扱っている
『ことわざ』は、昔から人びとの間で言いならわされてきた短い言い回し。「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
意味と使い方は、
https://kotobank.jp/word/聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥で確かめられます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
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