雌伏の意味と使い方は?
「雌伏」は、めすの鳥がおすの鳥に従って、じっと伏せているようすをあらわすことばです。反対に、「雄飛」は、おすの鳥が大空へ力強く飛び立つようすです。
後漢書の趙典伝には、趙典の兄の子(おい)にあたる趙温という人物の話がのっています。趙温は、都の近くの役所の役人だったとき、「一人前の男子は、はばたいて飛ぶべきだ。どうして伏せていられようか」と言って、役人の職をやめてしまいました。のちに、ききんの年には家の食べ物を分けて、一万人あまりの人を救ったと書かれています。そして最後には、司空や司徒という、国でいちばん高い位の一つにまでのぼりました。
もとの話では、「雌伏」は、人の下に甘んじているようすを言うことばでした。いまでは、今いる場所で力をたくわえながら、活やくできる時を待つ、という意味で使われます。
たとえば、「けがで試合に出られない間も、兄は雌伏の時と考えて、体づくりを続けていた」のように使います。
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