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六十四

故事成語・六十四 青は藍より出でて藍より青しあおはあいよりいでてあいよりあおし

藍の草から生まれた青は、藍よりも青い。

いまのことば

青は藍より出でて藍より青しの意味と使い方は?

教えを受けた弟子が、学びを重ねて、先生よりもすぐれた人になること。

ことばの景色

藍は、青い色をとる草です。藍の葉から染料をつくり、布を何度も染め重ねると、もとの草の色よりも、ずっと深くあざやかな青になります。

思想家の荀子は、「学ぶことに終わりはない」と説く中で、このたとえを使いました。同じところで、「氷は水からできるが、水よりも冷たい」というたとえも並べています。もとのものから生まれたものが、もとのものをこえていく。それは、学びつづけることで人が大きく変わっていけることを示しています。

いまでは、弟子や教え子が先生をこえるほどに成長することを、ほめて言うときに使います。

たとえば、「習字を教えてくれた姉より、弟のほうが大会で上の賞をとった。青は藍より出でて藍より青しだと、姉はうれしそうだった」のように使います。

考えてみよう

答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。

豆知識——このことばから、「出藍の誉れ」という言い方が生まれました。「出藍」は藍から出ること、つまり弟子が師をこえることを、ほまれとして言うことばです。
原文について
この記事が扱っている『故事成語』は、中国の古典に由来する言い回し。荀子・勧学篇の冒頭近く、学ぶことをやめてはならないと説く中のたとえ。
原文はhttps://zh.wikisource.org/wiki/荀子/勸學篇で確認できます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。 表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。
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