二十五
慣用句・二十五 腕によりをかける
腕前を、
いつも以上にふるう。
いまのことば
腕によりをかけるの意味と使い方は?
自分の技や腕前を、じゅうぶんに発揮しようと、はりきること。
ことばの景色
「より」は、糸をねじり合わせること。糸は、よりをかけるほど強く、じょうぶになります。「腕」は、ここでは腕前、つまり技の力のことです。
自分の腕前に、さらによりをかけて強くする——ここから、いつも以上に力を出して、とっておきの技をふるうことを言います。料理を作るときによく使われます。「腕に縒りをかける」と書くこともあります。
たとえば、「祖母の誕生日に、父は腕によりをかけてごちそうを作った」のように使います。
考えてみよう
- 問一腕によりをかけて作ったものはありますか。
- 問二だれかのためにがんばるとき、力はいつもよりわいてきますか。
- 問三あなたの「腕前」は何ですか。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
原文について
この記事が扱っている『慣用句』は、二つ以上のことばが結びついて、もとの意味とは別の決まった意味をあらわす言い回し。「腕によりをかける」は、ひとりの作者やひとつの原典をもつことばではなく、国語辞典や国語の教科書に見られる定番の表現です。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。
表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。意味や使い方は、国語辞典でもお確かめください。