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三十八

故事成語・三十八 五里霧中

五里ごりにわたるきりなかで。
『後漢書』より

いまのことば

五里霧中の意味と由来は?

方針や見通しが立たず、迷ってしまうこと。

ことばの景色

後漢の学者張楷ちょうかいは、道術に通じ、五里四方(約2キロ四方)に霧を起こす術を使えたと伝えられます。

その霧の中に入ると、方角も距離もまったく分からなくなってしまう——『後漢書ごかんじょ』にある逸話です。

そこから「五里霧中ごりむちゅう」は、方針や見通しがまったく立たず、迷ってしまうことを表す言葉として使われるようになりました。

考えてみよう

答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。

豆知識——「五里霧中」のような故事成語は、二千年以上前の中国の書物にある一場面が、そのまま毎日使うことばになったものです。物語ごと覚えると、忘れず、使いどころも間違えません。
原文について
この記事が扱っている『故事成語』は、中国の古典に由来する言い回し。この回のもとの話は『後漢書』に記されています。
もとの話を載せる『後漢書』の版本は、国立公文書館 デジタルアーカイブ『後漢書』(国立公文書館蔵)で画像を見られます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。 表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。原文にあたるときは、上の所蔵先でお確かめください。
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