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三十四

故事成語・三十四 破天荒

ひらいた、はじめての一人ひとり
『北夢瑣言』より

いまのことば

破天荒の意味と由来は?

今まで誰もしなかったことを、初めてなしとげること。

ことばの景色

中国・唐代、荊州けいしゅうという土地からは、長いあいだ科挙(官吏になるための試験)の合格者が一人も出ませんでした。人々はその状態を「天荒てんこう」(荒れ果てて何も生まれない土地)と呼んでいたといいます。

そこへ劉蛻りゅうぜいという人物が現れ、ついに荊州から初めての合格者となりました。人々は「天荒てんこうやぶった」と評したと伝えられます(『北夢瑣言ほくむさげん』という五代十国期の書物に見える話です)。

そこから「破天荒はてんこう」は、今まで誰も成し遂げなかったことを、初めて成し遂げることを指す言葉になりました。

考えてみよう

答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。

豆知識——「破天荒」のような故事成語は、二千年以上前の中国の書物にある一場面が、そのまま毎日使うことばになったものです。物語ごと覚えると、忘れず、使いどころも間違えません。
原文について
この記事が扱っている『故事成語』は、中国の古典・言い伝えに由来する言い回し。この回のもとの話は北夢瑣言に見られますが、デジタル公開されている一次の版本は確認できませんでした。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。
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