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元素の間・原子番号 一
水素(H)って、どんな元素?
English
いまのことば
水素(H)って、どんな元素?
水素は、原子番号1、元素記号Hの元素です。すべての元素の中でいちばん軽く、宇宙でいちばん多い元素です。酸素と結びつくと、水になります。
原子番号 11.008
H水素hydrogen- 元素記号
- H
- 原子量
- 1.008
- 周期表の場所
- 第1周期・1族
原子量は日本化学会「4桁の原子量表(2026)」によります。
いちばん軽く、いちばん多い
元素の重さくらべに使う「原子量」を見ると、水素は1.008。118ある元素の中で、いちばん小さな数です。周期表のいちばん左上、1番の席にいるのが水素です。
宇宙が生まれて3分ほどたったころ、まず水素とヘリウムの原子核ができました。星が生まれる前の宇宙では、原子核の重さの4分の3が水素だったと、国立天文台は説明しています。いまでも宇宙の元素の中で、水素とヘリウムはずばぬけて多いのです。
「水の素」という名前
「水素」という名前をつけたのは、江戸時代の蘭学者・宇田川榕菴です。榕菴は、オランダ語の本から西洋の化学を学び、1837年(天保8年)から『舎密開宗』という本にまとめました。日本ではじめて、化学をひとまとまりの学問として紹介した本です。
オランダ語で水素は「waterstof(ワーテルストフ)」。water は水、stof は「もとになるもの」です。榕菴はこれを「水の素」=「水素」と訳しました。酸素・炭素・窒素、そして「元素」ということばも、榕菴がつくったことばです。
榕菴は「水は一つの純粋なものではなく、水素と酸素からできている」と書きました。中学2年の理科でも、水に電流を流して分ける実験が、教科書の実験の例にあげられています。
考えてみよう
- 問一水が水素と酸素からできていると聞いて、どう思いましたか。
- 問二「酸素」「窒素」「炭素」は、それぞれ何の「素」という意味だと思いますか。
- 問三宇宙でいちばん多い水素を、わたしたちはどこで見たり使ったりしているでしょう。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——水素はロケットの燃料にもなります。1973年10月13日、宇宙科学研究所の研究チームは、液体の水素と液体の酸素を燃やすエンジンの燃焼実験に、日本ではじめて成功しました。