宇宙はどうやって始まったの?

宇宙は広がっていて、遠くの天体ほど速く遠ざかっていることが、アメリカのハッブルの発見でわかりました。映画を逆回しするように時間をさかのぼると、天体はだんだん近づき、ついにはすべてが一点に集まってしまいます。
宇宙の物質が一点に集まれば、そこはとても高温・高密度になるはずです。つまり、はるかな昔の宇宙は、小さな火の玉のようなものだったと考えられます。この火の玉が広がり始めて宇宙ができた、という考え方がビッグ・バンです。「ビッグ」は大きい、「バン」は爆発という意味です。
その証拠は1965年に見つかりました。宇宙のどの方向を見ても、絶対温度で3度の熱放射がやってくることがわかったのです。これは宇宙が火の玉だったころの「なごり」で、発見したアメリカのペンジアスとウィルソンにはノーベル賞がおくられました。
生まれてから数分後には水素やヘリウムの原子核ができ、約38万年後には光が物質から離れて自由に飛べるようになりました(宇宙の晴れ上がり)。そして10億年ほどたつと、銀河がつくられ始めたと考えられています。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。