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東海道五十三次・二 日本橋

旅立ちは、夜明けの日本橋。ここは東海道だけでなく、五つの街道すべての起点——日本の道路の「ゼロ地点」でした。

お子さんと保護者の方へ。東海道五十三次・二 日本橋を、いっしょに確かめましょう。

いまのことば

東海道の日本橋とは?

日本橋は、江戸から伸びる五街道すべての起点。
いまも日本の道路の距離は、ここを基準に数えられている。

ゼロ地点に立つ

東海道・中山道・甲州街道・日光街道・奥州街道——江戸幕府が整えた五街道は、すべて日本橋から始まります。「東京まで◯km」という標識の「東京」は、いまも日本橋のこと。橋の中央には「日本国道路元標」が埋め込まれています。

広重の浮世絵の日本橋は、夜明けの空の下、魚河岸へ向かう人や大名行列でにぎわう場面。旅人は暗いうちにここを発ちました。最初の宿場・品川まで約8キロ、朝のうちに着いて、そこから本格的な旅が始まります。

いまの日本橋の上には高速道路が走っていますが、橋そのものは残っていて、歩いて渡れます。橋の上に立てば、そこが今もゼロ地点です。

考えてみよう

  • 問一あなたの家は「日本橋から何キロ」でしょう。調べてみましょう。
  • 問二道路や鉄道の「起点」を決めることには、どんな意味があるでしょう。
  • 問三自分の一日の「起点」になっている場所はどこですか。

答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。

豆知識——日本橋の魚河岸は江戸の台所でした。関東大震災のあと築地へ移り、いまは豊洲市場へ。市場は動きましたが、道路元標は動いていません。
原文について
この記事が扱っている『東海道五十三次』は、江戸時代の五街道のひとつ。宿場や道中の様子は、当時の道中記や名所図会に記録されています。
原本(江戸期などの版本)は、国立公文書館 デジタルアーカイブ『東海道名所図会』で画像を見られます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。 表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。原文にあたるときは、上の所蔵先でお確かめください。

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